【株主優待】洋菓子の名門「モロゾフ」の強みと株主優待の詳細【権利付最終日2026年7月29日】

株主優待

日本の洋菓子界を代表する名門ブランド「モロゾフ(証券コード: 2217)」。身近でなじみ深い企業だからこそ、「一度は株を買ってみたい」「株主優待でおいしいお菓子をもらいたい」と考えている初心者投資家も多いのではないだろうか。

本記事では、初心者投資家に向けて、モロゾフの最新の業績実績や株主優待制度の仕組みまでを分かりやすく解説する。投資を検討する際の判断材料として、ぜひ役立ててほしい。

筆者はデンマークチーズケーキが大好きである。食べたことない人は是非食べてほしい。

会社概要

モロゾフ株式会社(証券コード: 2217)。神戸発祥の高級洋菓子メーカー。チョコレート、プリン、焼菓子などを製造・販売し、全国の百貨店や量販店、喫茶などを中心に展開。東証プライム市場上場。

簡単なまとめ

カカオなどの原材料高騰により足元の利益は大きく削られているが、ブランド力を活かした「焼菓子」シフトと大型設備投資により、中長期での利益回復と成長を目指す基盤は整いつつある。株主優待も魅力的であり、長期保有向きの銘柄といえる。

対象の読者

  • 身近な有名ブランドへの投資に興味がある初心者投資家
  • 株主優待に関心がある個人投資家

この記事でわかること

  • モロゾフの足元の業績(原材料高騰の影響)
  • 好調を牽引する焼菓子戦略・複数ブランド展開
  • 今後の業績見通しと大型投資計画
  • 変更された株主優待制度の仕組み

1. 実績:売上は堅調も原材料高騰が利益を圧迫

2026年1月期の連結業績実績は以下の通りである。

  • 売上高: 362億7,300万円(前期比 0.7% 増
    • 百貨店での新ブランド展開や、量販店での好調なバレンタイン商戦が牽引し、過去最高水準を維持した。
  • 営業利益: 12億6,400万円(前期比 38.6% 減
  • 経常利益: 12億8,600万円(前期比 38.7% 減
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 6億4,200万円(前期比 54.6% 減

【主な減益要因:カカオショック】 売上高は微増と堅調であったものの、利益面は大幅な減益を記録した。これは「カカオショック」と呼ばれるカカオ豆価格の4〜5倍への急騰や、円安に伴う原材料仕入れ価格の上昇が主因である。売上原価率は前期の49.2%から51.7%へと2.5ポイント上昇し、利益を大きく圧迫する結果となった。

2. 好調な事業内容:「焼菓子」中心の戦略と複数ブランド展開

モロゾフは現在、季節や気候に左右されにくく、日常的な「手土産」や「自分へのご褒美」として需要が拡大している「焼菓子」を成長戦略の中心に据えている

  • プロダクトブランド戦略の成功: 定番の「モロゾフ」ブランドとは異なる、特定の素材やコンセプトに特化したブランドを意欲的に展開し、新たな顧客層を開拓している。フランス産発酵バターを使用した焼菓子ブランド「ガレット オ ブール」や、カスタード中心の「CUSTA(カスタ)」に加え、2025年9月には西武池袋本店にて「太陽のガレット」をデビューさせ、好調なスタートを切った。
  • ダブルブランド戦略の導入: 同一の百貨店内に「モロゾフ」とこれら「新ブランド(ガレット オ ブール等)」を同時出店させることで、売り場での占有率を高め、店舗合計の売上を拡大させる戦略が成果を上げている。高島屋大阪店では両店合わせて6億円以上の売上を記録し、洋菓子カテゴリでトップクラスのシェアを誇る。

3. 今後の見通し:新工場の本格稼働と利益回復へのシナリオ

2027年1月期の通期業績予想は、売上高368億2,000万円前期比1.5%増)、営業利益13億1,000万円(前期比3.6%増)、当期純利益7億7,000万円(前期比19.8%増)と、反転攻勢による増収増益を見込んでいる。

直近の動向として、2027年1月期第1四半期(2026年2月〜4月)の連結売上高は91億5,200万円(前年同期比1.7%増)と増収を確保。しかし、新工場の減価償却費の発生や原材料高騰が続き、同第1四半期の営業利益は2億7,200万円(前年同期比35.3%減)となったが、これは織り込み済みの推移である

創立100周年を迎える2032年1月期には、連結売上高410億円、営業利益30億円(営業利益率7.0%以上)という過去最高水準の経営目標を掲げている

4. 株主優待について:オンライン割引廃止と自社製品・優待券の継続

モロゾフは2025年に株主優待制度の変更を実施した。利用率の低さを理由に「モロゾフオンラインショップでの20%割引」を廃止した。

一方で、人気の高い「自社製品(チョコレートやクッキー等)」または「株主優待券」を選択できる制度は継続・拡充されている。

株主優待制度の概要(年1回・7月末基準半年以上継続保有が条件。

  • 100株〜299株: 半年以上で1,000円相当、3年以上で2,000円相当の自社商品
  • 300株〜2,999株: 半年以上で2,000円相当の自社商品または優待券5冊、3年以上でこれらから2つ選択
  • 3,000株以上: 半年以上で3,000円相当の自社商品または優待券10冊、3年以上でこれらから2つ選択

まとめ

モロゾフは歴史あるブランドでありながら、市場環境の変化に柔軟に対応している企業である。足元はカカオ価格高騰という逆風に直面しているものの、成長性の高い焼菓子部門への集中投資と複数ブランド戦略によって、着実に次の成長への土台を築いている

7月末の権利確定に対して「半年以上の継続保有」が条件となるため、今から購入しても今年分の優待を得ることはできない。しかし、3年以上の長期保有で優待内容がグレードアップする仕組みもある。モロゾフのお菓子を楽しみながら、じっくりと中長期的な成長を応援したい初心者投資家にとって、十分に検討に値する魅力的な銘柄だ。

※本記事は、モロゾフ株式会社(証券コード: 2217)が発表した最新決算資料(2026年4月15日発表)を基に作成しています 。投資に関する最終決定は、ご自身の判断で行ってください。 

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参照:モロゾフ株式会社公式HP

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